建築学科の近況

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工学研究科教授・建築学科主任教授

           谷口 徹郎

 卒業生の皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。
また、日頃より学部ならびに学科の運営に多大なるご支援・ご協力を賜り、誠にありが
とうございます。

 本年3月、建築学科から39名が卒業し、そのうち23名は進学、16名は都市系専攻・建築関連分野修了生23名とともに社会人としての新たなスタートを切りました。
 修了生の藤田拓也君(建築環境工学分野)は「複数開口を有する室を対象とした気流の乱れによる換気量の簡易予測手法」により日本建築学会優秀修士論文賞を受賞しました。本人の努力とともに、熱心な指導の賜物であると思います。 学外活動では、計画系の学生7名が近江八幡市の小学校のトイレ改修プロジェクトに参加し、トイレの新しいデザイン、綺麗に維持する方法、トイレを我慢しないことなどを小学生とともに考えました。また、ネパールでの復興支援に関するワークショップに14名の学生が参加し、日本と異なる環境での建築について考える機会を得ました。今年は日本でも多くの災害があり、大阪は57年ぶりの強風に見舞われました。大阪市西成区の被害調査には、構造系の学生とともに、同区 のワークショップに参加経験のある計画系の学生も 参加しています。
 学科の体制では、長年ご尽力いただいた木内龍彦先生、藤本益美先生が定年退職され、恩師の急逝により小林知広先生が大阪大学に転出されました。図形科学分野の瀧澤重志先生も本学・生活科学部に転出されるなど心細く感じたのですが、4月には石山央樹先生、鈴木裕介先生、10月には小林祐貴先生という若い方々をお迎えし、今は心強く感じております。
 今後も教育・研究のみならず社会活動にも全力で取り組んで参ります。ご支援の程よろしくお願いいたします。

 

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