平成28年2月17日に実施した在学生との交流 「大阪市消防局 見学会」の報告です。
平成28年2月17日(水)、6回目となる「学生見学会」が、「大阪市消防局」および隣接の「西消防署」を見学先として、次の要領で実施された。今回は、これまでの製造現場(工場)の見学とは一味違い、泥臭く災害に立ち向かう市大卒業生の活躍にフォーカスした見学会となった。
13:00 工学部階段教室前集合
13:30 貸し切りバスにて出発
14:30 消防局 指令情報センター見学
15:30 消防局作戦室見学と若手職員(OB)との懇談
16:30 西消防署見学(主に車両、機材)
17:30 見学終了 貸し切りバスで心斎橋付近まで移動後、解散
18:00~20:00 心斎橋「大成閣」にて懇親会
会議室でビデオによる消防局全体の説明を受けた後、「指令情報センター」の見学、普段入れない「作戦室」にて先輩職員との懇談、「西消防署」の消防資機材(救急車、消防車、はしご車)の見学と続いた。「指令情報センター」での説明、「作戦室」での懇談、「西消防署」の資機材の説明は、すべて、上記した工学部OBを中心とする本学OBに対応していただいた。
「指令情報センター」では、すべての119番通報を受け、前方スクリーンに映し出される現場情報、救急・消防車両情報を適格に判断し、瞬時に、消防車、救命車両の急行指令を発するという業務が最大9名の職員によって24時間態勢で行われている。
「作戦室」では、大規模災害が発生した場合等に、関係情報を集中させ、適格な初動消防活動支援を行うこと、等の説明がなされ、学生諸君との質疑応答が行われた。
「西消防署」では、救急車両、大型消防車の説明の後、救急隊員のための訓練場にて、40mはしご車のはしごを最大まで伸ばし、代表学生がカゴに乗って40mの高さ(地上13階のビルの高さに相当)を体験する、という実演も行われた。
このような、火災や災害から市民を守るという尊い活動が、カッコいい先輩たちによって行われていることを目の当たりにして、感銘を受けたのみならず、先輩からの様々な貴重な話をお聞きすることができ、学生諸君にとって、とても有意義な一日であったと思われる。
懇親会では、東消防署の女性消防士、吉岡志帆様(H17経済学部卒)も参加され、また、一日を一緒に過ごして顔見知りとなった先輩と後輩との間で、打ち解けた雰囲気の中でさまざまな話題に花が咲いた。
今回の見学会は、西消防署長の大浦隆司様(S54機械工学科卒)のご尽力により実現しました。ここに改めて御礼を申しあげます。
吉田 稔 〈機械・S52卒・副会長〉