工学部同窓会メールマガジン 第20号
大阪市立大学工学部 同窓会 〈 2021.4.1 発行 〉
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┏┏┏┏ 工学部同窓会メールマガジン 第20号
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工学部 同窓会メールマガジン第20号を発刊します。
このメールマガジンは、3ヶ月毎に発行しています。
工学部同窓会ウェブサイトに掲載された記事や同窓会事業、イベントの紹介に加えて、同窓会役員によるリレーコラムを掲載しています。
なお、次号 第21号は7月1日発行の予定です。
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★☆ ご挨拶 ☆★ 同窓会会長 斉藤 壽士(昭和44年卒 応用物理学科)
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同窓生の皆様には、日ごろより本会の活動にご理解とご強力を賜り、心より感謝いたします。
この度、宇野前会長の後任として工学部同窓会会長の重責を担うことになりました斉藤です。私は、昭和44年工学部応用物理学科卒業、昭和46年修了いたしました。専攻は電子物理で、卒業後電気メーカで約30年電子回路設計やLSI設計に携わって来ました。企画部門、営業部門をも経験した後、ISO認証機関に出向し、企業のISO取得普及に努めました。2013年からは同窓会理事に、2015年から副会長として同窓会運営に携わってきました。
今年度は新型コロナウイルスの影響により、評議員会は開催できず、活動報告・新年度の活動計画・予算・新会長の選任、等の議案書は郵送という異例の票決となりましたが、多くの方の賛成を得ることができ、会長に選任されました。
昨年度は新型コロナの影響で、思うような活動ができず、
○会員相互の親睦・交流の場であった「工学部同窓会の集い」
○在校生対象とした「工場見学」
○工学部・工学部同窓会共催による「工学部新任・若手教授による講演会」
等々、長年同窓会が重点に取り組んできた行事が取りやめになりました。
このような状況の中で、新型コロナの影響で困窮する学生を支援するため、工学部同窓会は、大学が創設した「緊急支援給付金制度」に応えるため、「夢基金」に500万円の寄付を行いました。また工学部・工学部研究科が支援策として「COVID-19 困窮OCU項学生支援制度」を創設したのを受けて、同じく300万円を工学部に寄付しました。更に会員・現教員に呼びかけ、多くの方々から頂いた寄付金800万円を寄付いたしました。困窮する市大生、工学部生の生活の一助となれば幸せです。
さて、今年度の同窓会の活動として、
○大学統合後の工学部同窓会について検討する「工学部同窓会の在り方ワーキンググループ」の開催
○会報「同窓会だより」の発刊
○大学の各種行事への協力・参加
○工学部現役学生対象とした「工場見学会」の開催
○工学部と同窓会共催の「新任・若手教授による講演会」開催
○評議員会の開催
等を計画しておりますが、「工場見学」や「新任・若手教授による講演会」の開催については感染状況を考慮して判断していきたいと思います。なお、評議員会終了後の「工学部同窓会の集い」は中止します。
コロナ禍の収束がまだまだ予断を許さない状況です。引き続き困窮する学生の支援が必要とあれば更に支援策を打ち出していきたいと思います。
さて、いよいよ来春からは、市大・府大を統合した「大阪公立大学」が設立されます。統合に伴い、数年後には新たな市大卒業生が見込めなくなり、同窓会の在り方も大きく変容することを迫られています。そのため今年度同窓会の活動は「統合後の同窓会の在り方検討」を最重要課題と位置づけ、「工学部同窓会の在り方ワーキンググループ」メンバーを中心に、強力に取り組んでいきます。また新大学における新工学部同窓会設立に関しては、府大同窓会関係者と、お互いの同窓会の現状、組織体制、活動状況について意見交換していますが、今後、新大学同窓会と連携するとともに、市大の先生方のご意見を伺いながら、具体的な詰めの協議に入る予定です。本件、我々同窓会員にとって、最大の関心事と考えます。協議の結果は同窓会HPに随時報告する予定です。
統合後の同窓会についてできるだけ多くの会員にお知らせしたいと思っています。が、転勤等で連絡がとれない会員が相当数おられます。正確に市大工学部同窓生を把握するために、個人情報保護には考慮した上で、各年度・各学科の評議員と連携し同窓会名簿を充実して行こうと考えています。
今後とも、同窓会活動にご理解とご協力をお願い申し上げます。
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★☆ リレーコラム vol.20 ☆★ 同窓会副会長 吉田 稔(昭和52年卒 機械工学科)
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過去約1年を振り返ると、新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大(パンデミック。いわゆるコロナ禍)に政治も、経済も、そして国民も振り回された。教育界も例外ではなく、本学では、学生の学内立ち入りは長く禁止され、卒業式や入学式、学園祭など、大勢がリアルで集まる行事はほとんど中止された。講義はWeb会議システムを利用したリモート講義がメインとなり、市大創立140周年記念式典はオンライン配信に切り替えて実施された。同窓会もまた、理事会がWeb会議システムにより開催されるようになり、毎年2月に開催される評議員会は対面での開催は取り止め、郵便により議案の賛否を問う形式で実施された。懇親会は実施されなかった。
経済活動におけるPCを使用する部門では、Web会議システムを利用した社内および会社間リモート会議や、自宅から会社のサーバにアクセスしつつ行う業務遂行方法が一挙に普及したのではないか?私の所属する特許事務所でも、昨年4月頃には、18名の所属職員のうち、通常2~3名しか事務所に出勤せず、所内会議、クライエントとの打ち合わせ、各自担当業務、特許庁へのオンライン手続き等、ほとんどすべての業務を担当者が自宅PCからリモートで行える体制に移行し、現在も継続中である。
大学等の教育界では、コロナ禍により学生の健康に悪影響がないように配慮しつつ、人生においてかけがえのない時期をすごす学生にとって、リアル(対面)で行う種々の有意義な機会を提供する努力が必要であろうが、経済界で進展する上記のようなITを利用した業務遂行方法については、私は肯定的である。私の所属する事務所のことで恐縮だが、業務遂行方法が変わっても、業績にほとんど影響が出ていない。私は今後もそれでよいではないか、と思っているが、同様に思っている人も多くいるのではないか。勤怠管理をどうするだの残業時間を正確に計算できるのかだの、そんなことで否定するべきでない。メリットのほうが大きいと実感することができれば、実行するべきである。通勤に要する平均約2時間のロスがなくなることの一点をとってみても、その時間の利用方法を各自が考え、実行することで、人生がより豊かになる可能性が拡大すると思う。
経済活動において、実際に移動する必要性がなくなる場合が増える、との点に関しては、交通機関に大きな影響があると思われるが、コロナ禍の終息や、コロナ後の対処方法が確立すれば、次第に回復するのではないか。なお、道路事情は、コロナ前とあまり変わっていないように感じる。
政府や自治体による自粛要請が、特に飲食業界に大きな影響を及ぼしており、気の毒である。仲間との飲み会が大好きは私にとって、この点については、早く元に戻ってほしい。
最後に、最近の社会情勢について、疑問に思っていることを述べたい。
PCR検査の開発者が、新型コロナウィルス感染症特定に不向きといっているというのに、また、PCR検査では、咽頭に5個のウィルス付着が見られれば陽性となる一方、ウィルス付着数10000個以上でないと感染しないというのに、PCR陽性をもって、「感染」と定義するような報道が目立つ。なぜか?
インフルエンザ感染者数が今シーズンは、ほぼ0であり、コロナ感染者数、死亡者数が欧米に比較して2桁少ない事実があり、国内総死者数が例年より少なくなっている事実をなぜ報道しないのか?
私は、新聞をとるのをある理由により2年前にやめましたが、この種の報道姿勢を見るにつけ、また、昨年来の米国大統領選に関する報道姿勢を見るにつけ、さらには昨年11月の大阪都構想住民投票日の数日前に、世論を誤導するとも言われかねない報道をした某大新聞の行動を見るにつけ、主要メディアの劣化を実感する一年ともなりました。
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▼ ★☆ 2021年 1月~3月の同窓会ニュース ☆★
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2021.03.26 市大点描 第12号
https://osaka-cu-eng.net/info/2021/03/26132151
2021.03.23 第32回評議員会開催報告
https://osaka-cu-eng.net/info/2021/03/23114726
2021.03.09 市大点描 第11号
https://osaka-cu-eng.net/info/2021/03/09131051
2021.02.08 第24期 第9回理事会 報告
https://osaka-cu-eng.net/info/2021/02/08114856
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▼ ★☆ 2020年 10月~12月の同窓会ニュース ☆★
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2020.12.24 第24期 第8回理事会 報告
https://osaka-cu-eng.net/info/2020/12/24114439
2020.12.04 府大工学系同窓会代表者との意見交換会を開催(報告)
https://osaka-cu-eng.net/info/2020/12/04144024
2020.11.17 新型コロナウイルス感染症拡大による困窮学生への支援について(報告)
https://osaka-cu-eng.net/info/2020/11/17153437
2020.10.30 夢基金寄付ボードに掲載
https://osaka-cu-eng.net/info/2020/10/30114114
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