機械工学科の近況

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工学研究科教授・機械工学科 主任教授

                                     加藤 健司

 卒業生の皆様にはますますご健勝でご活躍のことと拝察申し上げます。また、日頃より
本学科・専攻 に何かとご支援いただき、感謝申し上げます。

 学生の入学ならびに卒業後の進路について報告させ ていただきます。平成30年4月には、新たに機械工 学科57名、機械物理系専攻 前期博士課程(修士課 程)41名の入学生を迎え、新年度をスタートしており ます。平成29年度卒業生の進路状況につきましては、51名が機械工学科を卒業し、うち10名が就職、41名 が大学院(内2名は他大学)に進学しました。大学院では37名が前期博士課程を修了し、自動車、重工、家電をはじめ様々な分野の企業に就職いたしました。ここ数年は卒業生の方々のご支援もあり、お陰様 で良好な求人状況が続いております。一方で、学生によっては数社以上で不合格になるなど、企業側からはより厳しい基準で人材が求められていることを痛感いたしております。 最近の学生を見ると、とても素直で言われた仕事を嫌がらずに黙々とこなすといった美点が見られる一方、自らの価値を相手に認めさせるような、人としての迫力に欠ける場合もま ま見受けられます。面接のとき、やや頼りない印象が見え隠れしてしまう場合、難しい状況に陥っているように思えます。しかしながら、伝統ある本学に入学・卒業されたように、潜在的な能力が高いことは疑いもなく、我々教員一同、優れた人材へと成長されることを強く願い、日々の教育を行っております。諸先輩の方々も、後輩を見かけましたら、時に は厳しいアドバイスなどしていただき、暖かく見守っていただければ大変嬉しく思います。
 最後になりましたが、卒業生の皆様のこれからの ご活躍を祈念すると共に、引き続き変わらぬご支援 のほど、よろしくお願い申し上げます。

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